マンセンゴ.NET>麻雀デラックス観戦記>第7回MONDO21杯過去ログ2


 
2月19日 阿部-土田-五十嵐-藤崎
1.土田(+52.2) 2.阿部(+4.4) 3.藤崎(-18.5) 4.五十嵐(-38.1)

 今日は藤崎先生に「我慢」を教わりました・・・とでもいいたくなるような展開。ゲスト解説の萩原は大抵感情剥き出し解説になるので、藤崎応援実況に。感想戦では「日本人には受けますよ、そういうの」と労いの言葉をかけていたが、じゃーツッチー応援する人は外国人かよ!とつっこんじゃいました(笑)過去にも斎藤のバカヅキにキレて他のプレイヤーに「○○君、行けー!」と応援に変わっていたことも多々あり。でも、この人牌数の把握が瞬時に出来ているようで、「この手テンパイの可能性薄いでしょ」とかさらっと言ってくれる。観戦子はナビゲーターがいつも牌数把握をしないで平面上の手でしか解説しないのを、モニターの映し方が悪いせいではないかと疑っていたが、どうも出来る人には出来るわけで、アマチュアの人にそれが出来てプロの看板を掲げている人が出来ないのはどういうこと?と思ってしまった。
 しかし今回の面子は個性的で見ていて面白かった。アンド萩原のエンターティメントに徹した解説があると2倍面白い。ツッチーのめちゃくちゃさ加減にあきれつつも、それがうまくいっちゃうのを見て「なんなの、この人は」っていうセリフがよく出てくる。土田へったくそーだなーと思ったのが東1局の手牌。

  ツモ ドラ

 南家6巡目でここから1筒を切った。タンヤオ確定させたい気持ちは判るが、筒子の上のリャンカンは雀頭がない段階で見切るのはよくないのでは?当然次巡5筒引き、1巡でフリテンの出来上がり。で次の有効牌1索を引くと、今度は萬子の上のカン塔をはずしに。ここではずすなら先にはずしておけ、という感じだが、これあがりきっちゃうんですよ。

  ロン

 リーチで5200。なんかしっくりしないアガリ。2局は流局するが東3、土田、阿部に52のお返し。しかし東4、親の藤崎が好手をもらいながらもしっくりこない待ちが残り、苦汁のカン7索で曲げると、現物待ちの4-7索でテンパイした土田、1巡ダマで廻すも、強い牌を切ったのを脇に認識されるのを見届けると追いかけリーチ。7索の方はあがれる藤崎が4索を掴まされ8000。このアガリをモノにするとやりたい放題。放送をカットされているのでよくわからないのだが、南2局土田が中終盤に形式テンパイを入れている局があって、萩原が「ほんとにこの人はプロなんですか?」とのたまっている面白いシーンがあった。八萬ポンして、次巡萩原「ほらテンパッた。でも役ねーよ(笑)」

  ポン ツモ  ドラ

 でこの動きで藤崎に激ツモを入れさせ、終盤とはいえ絶テンの3-6-9筒待ちでテンパイし、リーチ。ちなみに中を暗カンしていて、カンドラは土田のポンした八萬に(笑)。で実は阿部の手に8筒が暗刻であり、2枚出の9筒は誰もが使えない形。勿論ツッチーが掴みます。九萬も現物ではなかったが何故か9筒を止め九萬を落とし、次巡ラス牌の9筒重ねて形式テンパイ復活。何なんだ、このミラクルさは。とにかく藤崎のリーチにツッチーのところに行くアタリ牌は、切らないように出来ていた。(南2局2本場もそんな感じだった)

 五十嵐の長考を萩原手厳しく批判。これは視聴者が思っていることを代弁してくれました。考えても仕方ないところで、止まってるからね。そんなイガリンの本日のハイライトはラス目の藤崎に200点差につめられて迎えたラス前の親番。ドラ対子の配牌をもらって純チャンが見える形。で、40,000点持ちの上家のツッチーが3巡目に早くも打1索!まあツッチーの手もかなり好形が残りそうなリャンシャンテンだったけどね。

  ドラ

 五十嵐はこの形からチーして打2索。喰い流れた3索を阿部がこれ見よがしにツモ切る。萩原爆笑。阿部が1索も切り、イガリン、ポン!ハネマンのシャンテンになるが、阿部にピンヅモであっさり流される。結局五十嵐ノー和了でラス。いや、でもキャラの持ち味を充分出していて、かなりオイしかった。
 多分、主流の統計学的な確率に忠実な打ち手は見る分には面白くない麻雀しか出来ないような気もする。むしろプロの麻雀はこれでいいのか?なんて思っちゃう位、キャラが色濃く反映されていて面白い対局だった。萩原の五十嵐に対する批判も、真っ当な論理的なものだったし、そんなに悪意があるようには見えなかった。
 ただ不満なのは最後の感想戦でのツメの甘さ。藤崎は苦境の中、ラス親2本場でピンフドラ1のテンパイを果たすと、ダマで確実に29をあがり、貯まったリー棒3本も合わせてゲット。ツモってウラドラを乗せれば・・・と誰もが思う場面で冷徹な29をあがる。しかし3本場、TOP目のツッチーピンフドラドラ高め三色で強欲なリーチ。五八待ちで藤崎の手は下記。

  ツモ  打

 アチャー、高めの八萬の方をつかんでしまう。勝負に行くなら絶対に出て行ってしまう牌。せっかくラスの五十嵐と1万手差以上つけたのに、これ一発の放銃でラスまで転落か・・・と思っていたが結局この藤崎の八萬は出てゆくことはなかった。(結局ツッチー五萬ツモ)
 感想戦で4筒が入ったときはさすがに八萬勝負ですかねーという質問に対して「いや、打ちません」と断言した藤崎。おおっ、そいでそいで!?で、ここで質問打ち切りなんですよ。その理由が知りたいんじゃねーか!
2月12日 森山-土田-五十嵐-河野
1.河野(+76.7) 2.五十嵐(+2.8) 3.森山(-28.9) 4.土田(-50.6)

 東場4局連続和了で河野の圧勝劇。東パツ好手の親・森山が2局連続空振ると、同2本場北ノミでサクッと流した河野は20-40、7-13、6000オールと加点してゆく。特に6000オールの雀頭選択はかなり難しい手牌だったが、土田のホンイツが決め手となり、うまく重ねて2軒リーチをかいくぐることに成功した。

  ドラ  ツモ

 6巡目。配牌ドラ暗刻のチャンス手だったが、雀頭候補の8筒に9筒がひっついてから雲行きが怪しかった。アタマがない。ちなみにここまで索子は8,5,2と切っていて、面子は作り難い状態になっている。土田があいも変わらず異様な捨て牌で5巡目には打ドラで、河野の目からドラがすべて確認できる状態に。萬子は高い(土田の手に濃い)と見て、この6索を残すと絶勘で、次巡重ねて労せずテンパイ。すると同巡五十嵐テンパイ即リーチ。河野は様子見でダマ続行すると森山が続けざまにリーチ。ドラがすべて見えていて現TOP目の親の河野に恐いものはない。「俺も行くぞ」と思った次のツモは曲げるための牌ではなく、アガリ牌だった。9筒ツモで6000オール。五十嵐と同巡にリーチだと8000オールになっているところだった。
 これで様相は河野に叩かれないように2着を争う展開。五十嵐さん、またトビそうな展開です(笑)途中カットされているので詳細は不明だが、1人テンパイで持ち点3300点でラス前の親を迎えているってことは、一度300点になってたのかな?ここから五十嵐が頑張った。親で好手が入るも土田のホンイツテンパイを先に入れさせてしまう。(役役でマンガンテンパイの五八萬待ち)五十嵐もテンパイ入るもカン3索待ち。やむなくリーチすると土田が一発で掴み77でラス脱出。するとオーラス、1回河野の連荘を挟むと13-26で2着逆転できる状況になり、キッチリメンピンドラ1をテンパイ。先に仕掛けていた森山から直撃に成功して、なんとか2着になれた。これ森山も手牌が短くなり苦しかったが、五十嵐の待ちの5-8筒をうまく止めて廻していたのだが、ラス目の土田からリーチが入ると、ラスに打つのはかなわんと、なかば五十嵐への放銃は仕方ないといった風情で5筒を(土田のリーチ一発目に)打った。土田のリーチはリーチ七対の32。裏乗ってなかったので森山が耐えれれば、森山2着の目はあった。これ土田のリーチが入った場合、五十嵐はさすがに土田からも見逃さないだろうな・・・いずれにせよ裏が乗っていたので2着逆転だったが。五十嵐が土田の5-8筒を見逃して、土田にアガリが出てウラを見て臍を噛むシーンが見たかった(笑)それぐらいした方がキャラ的にオイシい気がするのは観戦子だけ?下手すれば連続ラスも濃厚だった五十嵐。紙一重のチャンスをモノにして次戦以降に期待が持てるポイントを保った。
 森山はいい手が結構入っていたが3着で、ラス前20,000点持ってのに吐き出しての降着はちょっと痛いかも。まあ土田はラス引く頃でしょ(笑)今回の並びで河野が総合TOPに立ったが、展開的には面白くなってきた。
1月29日 河野-藤崎-森山-阿部
1.森山(+59.6) 2.河野(+6.5) 3.藤崎(-26.3) 4.阿部(-39.8)

 今回はゲスト解説の荒が指摘していた、阿部、藤崎の「受けの強い2人」が焦点になった。結果は森山の楽勝劇。東1局重い手牌を丁寧に打っていると、脇がガードに入っているうちにメンゼンテンパイがすんなり入り、マンガンをつもる。すると東2局は阿部のリーチに対して、高め純チャン三色ピンフの手が入っていた森山はリーチ一発キャッチのドラ中を涼しげにツモ切る。ちなみに高め9索は阿部の現物だが既に3枚場に見えている。これには脇もビックリしたと同時に森山にテンパイが入ってることを察する。筒子のホンイツ手だった河野は同巡9索をつかませられる。一応手の内にあった中をあわせ打ったが、次巡あえなく9索を打ち込んだ。森山の捨て牌には序盤の5索が光っており、6-9索はいわゆる危険なスジの一つ。河野はなかば差込んでもいいと思って打ったのでは?そしたら、あにはからんやハネマンでリーチより全然高い手だったというオチ。現物の1筒を暗刻で落とせただけに、これは痛恨の放銃となった。まあ森山の捨て牌もかなり平凡でまさに配牌の勝利。(下記配牌)

  ドラ

 3巡、4巡目で一萬連続で引いて南対子落とししてるくらいだから(笑)

 これで完全に森山ペース。親番もダブ東ポンの9索タンキでリーチに勝ってしまう、2000オールの追加。ちなみに3局連続アガリ牌が9索になった。なんでも感想戦では「ツキ牌」の意識があったようだ。これで下3人の2着争いに重心が移り、森山は楽な展開。
 河野は痛恨のハネマンを放銃したが、結局2着。東ラスひとりテンパイで迎えた南一局の親番、1300オール(1巡まわしてリーチしたが、リーチをもう1巡保留していると6000オールになっていた)。同2本場、下記のシャンテンがなかなか動かず苦労していたが、阿部にアシストを受けテンパイ維持。

   ドラ チー

 阿部はピンフのシャンテンだが東を切らず5索の方を切る。

   ツモ

 東切りの方が手広いが東はション牌。藤崎も白をケア。TOP目の森山も連荘されたくないんで東をキープ。こういった守り合いの様相になった時、意外と抑えあっていてション牌はノーリアクション牌になっている公算が強いケースが多い。藤崎、阿部が入ると何も出てこないと解説の荒が嘆いていて面白かった。「受けに強いから、脅しもかねていい加減なリーチを僕なんかはよくかけるんだけど、そうすると向かってこられて、参りました、と・・・」荒さん、面白おかしく2人のことを褒めていました。最後のおまけのコーナーも荒さんがインタビューを受けていたが、「若いプロはもっとマーケティングを考えて・・・」とか説法してたな。まあその辺あなたが障壁になっているような気がするが(笑)
 藤崎はラス前ラス目のままながらさくっと26をあがっておくと、ラス親の阿部が河野に39を放銃し、ラス回避。この辺抜け目なさを感じる。逆に阿部は展開が悪い。森山は予選の出来の良さの反動を恐れていたが、それを微塵も感じさせない出来過ぎ君状態。河野は今回もっとも安定感がない。でもこういう人が一番恐いね。

 掲示板がスパム書き込みのため停止中ですが、マンセンゴ.NET plusS! ではフォーラムも用意してMONDOのコーナーもあるので気になった局面など書き込んで下さい!ヨロシク。
 
1月22日 萩原-五十嵐-荒-土田
1.土田(+54.2) 2.萩原(+12.2) 3.荒(-9.2) 4.五十嵐(-57.2)

 結局1回戦敗退は古久根、金子、飯田、滝沢となった。残った人たちの中にもあんまりよさそうに見えない人たちもいる。初戦の爆発で後はポイント守るだけだった五十嵐と、最終戦爆発して残った土田。この辺もあんまりいい麻雀打っている印象はなかった。特に五十嵐。予選最終戦、大きなラスを引かなければまったく問題ないのに、一打打つたびに超長考。見ていてイラだつ位にどうでもいいところで考えていて、あんなの「守備」っていうレベルじゃなかったぞ。「守備」を標榜するのは全然ありだと思う。でも当たらない様に避けて打つだけでは何の視聴者アピールにも繋がらないと思う。牌を引かされてから対処を考えるのではなく、その牌を引かされたら出処進退の指針が既にビシッと決まってるところを見せられれば、カッコイイ!と思えるのだが。後、五十嵐の弱腰が出ると必ず鼻でわらう解説席の梶本が不快。それら合わせ含めて五十嵐が打ってるの見るの好きじゃないんだよなあ。
 まあ今回はずぶずぶとハコラスを食らうわけなんだけど、序盤軽い仕掛けをして、苦労の割には得点を叩き出せず、この辺が最終的には響いたかな?という印象がある。
 3局連続流局という重いスタートだったが、東3局3本場、五十嵐が下記から仕掛ける。

  ドラ ポン

五十嵐は北家。4索が場に2枚とび。土田が天に5索を打ってるという感じ。若干”軽い”印象を受ける。ゲスト解説の藤崎が冷静に「西の1枚目スルーしていると3索暗刻になってましたね」とポツリ。梶本「ほぉ〜」(ほぉ〜じゃねえだろ!)藤崎は解説良かったな。もっとしゃべってほしかった。この後親の荒がファン牌の対子を抱えて、ドラポンのお先仕掛けを入れ、場は急激に重くなり、ファン牌は絶対に出そうもない感じに。元々發はモチモチだったのだが、五十嵐がなんとかラス牌の6索をツモりあげ7-13。ここで全精力を使い果たしてしまったのか、後は他家のツモツモショーを傍観する立場に。
南1局 親萩原26オール、同1本場荒13-26、2局荒20-40、オーラス土田4000オール&2000オール・・・。気が付けば1人カヤの外。で5本場五十嵐2,300点持ちで456のタンピン三色イーシャンテンになっていたが、3着目の萩原も遠く、20,400点差離れていた。シバを入れてもマン直、ハネツモでも届かない。そうこうしているうちに3着目の萩原が下記牌姿でリーチ。

  ドラ  ツモ 打

 萩原は親の土田と21,500点差、荒とは8,100点差。高め1筒は3枚に山生き。でこれを五十嵐が一発で掴む。一応安牌を打つが、次のツモが1筒・・・五十嵐これをツモ切り、the end。荒は30,800点持ってるのに3着に。まあそれぞれ7回づつ打つわけで五十嵐にもまだまだ全然チャンスがあるが、なんかしっくりこない麻雀なんだよなあ。

 マンセンゴ.NET plusS!の方で「半熟Night!」というネットラジオ番組(Podcast)始めました。人の麻雀(ネット麻雀「半熟荘」の牌譜)を見てあーだこーだ言う麻雀レクチャープログラムです。もしよければ聞いてください。そのうちMONDOの話題も話すようになるかも? 観戦記は当面、こちらのhtml版の方で続けますが、他にblog「不聴立直2.0」の方で麻雀プロリーグ周りの話題も書いていこうと思いますので、そちらも合わせてチェックしていただければ幸いです。

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