マンセンゴ.NET>勝ち組への転換>赤の早切りに裏スジなし??


  近代麻雀ゴールドのフリー雀荘必勝ガイド「読む打つ勝つの法則!!」という梶本琢程氏が書かれている連載コラムが毎月掲載されております。フリー雀荘でこれから打とうという人向けに、(いわゆる初心者向け)書かれているので他意はないと思うのですが、勝ち組の人、および勝っていない人から見ても常識的なことしか書かれていないので、ここに書かれてあることを実践しても勝てません。というより、ここに書かれてあることのネタ元って大体他の作家が既に発表済みのものばかりですよね?

 2004年7月号のこの項も例によって以前「むこうぶち」でノガミの秀が、温いダンナ衆の待ち読みの際にこの考え方を既に読者に向けて提示しております。すなわち下記のようなセオリー。

   
 このリーチに大体索子は通るというセオリーです。その論拠はまずお馴染みの赤5索の切りから赤のまたぎはないという点が一点。(赤を切ってリーチの罠参照)もう1点は赤の早切りから1-4、6-9のウラスジ待ちもないだろうという読みです。補足すると、

     
このような形の場合、5が赤くなければすぐにでも捨てたい5だけど、5が赤いゆえにギリギリまで引っ張るであろう、というところから来る読みです。自称デジタル系実は唯の手なりお兄ちゃんや、ご祝儀目が眩み系オヤジなどのオイシイ相手なら、こういう切り方するんでしょうけど、本当の強者は撒き餌に使ったりするので盲信しないほうが賢明であると言っておきましょう。
 いや撒き餌というより、赤で当たる危険性を常に認識しているので、自己都合だけを重視して赤を引っ張るということはないということです。本当にその手をあがりたいと考えた時、まず考えるのは他家にあがられないように・・・と考えるのが普通ではないでしょうか?他の赤のありかが判っていれば、上のセオリーも若干生きてくるのでしょうが、赤は各種1枚あるのであれば、2枚自分の手に来た時の好手の場合は割りと早めに手が決まった段階で1つ赤を打って、もう1つの赤を確実に使いきろうとするケースが多いと思います。特に赤祝儀がメンゼンのみの場合、この傾向が強くなります。逆に喰っても祝儀ありの場合は引っ張るでしょうね。いやハナから喰いタンを考えて、2や8を思い切って早めにスパンと放っているかもしれません。どうせ1や9を引いてきても困るだけの牌姿ですから。

 説得力がないので、筆者が実戦で遭遇した手順を紹介しましょう。この時、下家によくなくタンヤオに向かっているオヤジが座っている状況です。ドラ1索。筆者は7巡目下記の手から赤5筒から処理しました。4筒より1筒が山に濃いはずで、4筒引きのフォローのために赤5筒を残すのと、他家に赤5筒をテンパイ時に切って当たる損得勘定をした時に、後者のリスク管理を重視する選択をしました。

  

 下のオヤジが絶好とばかり、勢い込んで瞬間的にカン5筒で「チー!!」だ。この鳴きで八萬を引きます。ちなみに第1打に九萬を打っています。9索が表示牌含め3枚見えていたことと、8索が4枚見えていて、7索が下家の裏スジでしたが、筆者はここから7索、8索と処理しました。ラス9索も筆者がこの塔子を切っている間に他家にツモ切られました。7索はやはり下家になかれると、その鳴きで4筒を引き入れ、フリテンながら萬子の4面張でリーチ。下家のオヤジが一発で1筒を切ってきたのはご愛嬌ですが、程なく第1打で切った九萬を引き戻し4000オール(マンゴ)。たまたま4筒が入ったので赤のウラスジ受けになりませんでしたが、

  

 チーされていたので実質の捨て牌は上のようになっておりませんが、上の切り巡、すべて手出しで萬子がハイリメになっていれば、1-4筒待ちでした。ある程度打てる人になればなるほど、このセオリーはまったく通用しないと思います。

(1).赤5を使い切るメリットと赤5を残してそれで当たるデメリットをテンビンにかけるリスク管理を逆に考えるのが、赤5入り麻雀の本当の勝ち組であること。その中で1と4、6と9の山に残っている密度比較が、この選択の判断指標になる。
(2).赤はその色だけではなく、他の色にもあるわけだから、確実にあがろうと考える打ち手は1枚早めに見切ることが、よくある。(これは自分の目から他の赤が視認、或いは持っているところを読めれば、この部分の読みはなくなる。むろん赤同色2枚入りルールにもこの考え方はない。)
(3).ある程度打てる人ほど(1)の考えを基に赤の処理は早いので、このセオリーは下手専用の生兵法である。
と定義してしまってもよろしいでしょうか?

 特筆すべきは、そんな何でもなくオヤジでも上の展開で一発で1筒を切る際、まわりが「つえーなぁ」と言うと、「これは根拠があるよ!」と言っていることです。つまり街の何でもなくご祝儀目が眩み系オヤジでも(この店のルールは鳴き祝儀ナシでしたが)、梶本氏のコラムのセオリーぐらい知っているということです。


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