マンセンゴ.NET>勝ち組への転換>必要経費からの逆算



 フリー雀荘で勝つことの最大の障壁はずばり「ゲーム代」です。麻雀の勝ち組にならなければならないことは当然ですが、その上に場代をさっぴいても浮いていなければ勝ち組とは呼ばれないでしょう。ここにフリー麻雀で勝ち組がほとんど存在しないことが、推し量れます。徹底的にこのコストに関してこの項では考えてみましょう。点ピンで600円、点5で350円が相場でしょうか。なかには点ピンで500円のところもあれば、点5で400円とるところもあるでしょう。さらにトップの税金100円を持っていかれるところも最近は増えました。(ていうよりそっちの方が多い?)この差の違いでどれくらい違うか、いろいろ計算してみましょう。

 まず月に同じ回数打つものと仮定します。半荘6回を週2回で月48荘と仮定してみましょう。
 48×600=28800 48×500=24000 4400円の差額です。
 48×350=16800 48×400=19200 2400円の差額です。
 つまりこの「48回」というのが目安になります。大体1TOPの勝ち分の分だけ場代が点5で50円違うと、点ピンで100円違うと差がつくことがわかります。100回の人は2TOP分ってことですね。ただしあくまでも1ヶ月での比較ですから、年間に直すと12TOP分差がつくことをお忘れなく。ただこれは腕でなんとかなるような数字にも思えてきますね。

 上記の金額が麻雀で勝ち組になるために最低クリアしなければならない数字です。ご祝儀を差し引いて、いろいろ収支のシミュレーションを作ってみました。48回だとわかりにくいので便宜上50回にしてみます。

【TOP率.300 連帯率.600 ラス率.200
 
 50回で15回TOP/15回2着/10回3着/10回ラス
  TOPを40000点で仮定/2着を30000点で仮定/3着を20000点で仮定/ラスを10000点で仮定
 *ピンの1-2
 
 5000×15=75000 1000×15=15000 -2000×10=-20000 -4000×10=-40000
  麻雀における収支 30000 場代を差し引くと 30000-30000=0
  純利益 0 TOP税がある場合 -1500
  (場代500円の場合 純利益5000 TOP税がある場合3500)  

 *点5の5-10
  
2500×15=37500 500×15=7500 -1000×10=-10000 -2000×10=-20000
  麻雀における収支 15000 場代を差し引くと 15000-16800=-1800
  純利益-1800 TOP税がある場合 -3300
  (場代400円の場合 純利益-5000 TOP税がある場合-6500)


 驚くなかれ、かなりの好成績と思えるこの成績を残しても悲しいことにピン、点5とも浮けないことは確実であるのです。もちろん大トップを取ったり、ご祝儀を入れれば浮ける人も出てくるのかも知れませんが、3着を20000点、ラスを10000点持ちで計算してますから実際はボコられる時はもっとやられますよね?ただしこれはウマを1-2で出しているので、ウマを1-3にすると、TOPの収入が15000円増えてラスの支出が10000円増えますので、差し引き+5000円浮けることになります。
  結論としてもう少しいい成績を残さなければなりません。もうちょっと頑張ってみましょう。TOPと2着を2回ずつ増やし、ラスと3着をその分少なくします。

【TOP率.340 連帯率.680 ラス率.160】

  
50回で17回TOP/17回2着/8回3着/8回ラス
  TOPを40000点で仮定/2着を30000点で仮定/3着を20000点で仮定/ラスを10000点で仮定
 *ピンの1-2
  
5000×17=85000 1000×17=17000 -2000×8=-16000 -4000×8=-32000
  麻雀における収支 54000 場代を差し引くと 54000-30000=24000
  純利益 24000 TOP税がある場合 22300
  (場代500円の場合 純利益29000 TOP税がある場合27300)
  (ウマ1-3・600円の場合 純利益37000 TOP税がある場合35300)

 *点5の5-10
  
2500×17=42500 500×17=8500 -1000×8=-8000 -2000×8=-16000
  麻雀における収支 27000 場代を差し引くと 27000-16800=10200
  純利益 10200 TOP税がある場合 8500
   (場代400円の場合 純利益7000 TOP税がある場合5300)


 つまり最初のシュミレーションを基準に、連帯の回数を1回ずつふやし、3着ラスを1回づつ減らすと、点ピンで12000円づつ、点5で6000円づつ純利益が発生していくのです。
 点ピンの1-2の損益分岐点:TOP3割 連帯率6割 ラス率2割とちょっと乱暴な逆算ですが、目安にしてもよいのではないでしょうか。
ついでに上記のシュミレーションを表でまとめてみました。ゲーム代は点ピン600円・点5、400円、いずれもTOP賞ナシで。TOP賞ありの場合は、(出てきた数字)−(着順の一番左の数×100)で算出できます。

★50荘の着順による純益額(純損額)シュミレーション表  
着順
10-10-15-15
13-13-12-12
15-15-10-10
17-17-8-8
20-20-5-5
1 1-3
-65000
-23000
5000
33000
75000
1 1-2
-60000
-24000
0
24000
60000
0.5
-35000
-17000
-5000
7000
25000

★50荘の着順による純益額(純損額)シュミレーション表 (参考) 
着順
10-20-10-10
20-8-5-17
15-11-12-12
18-12-11-9
8-28-8-6
1 1-3
-20000
3000
-13000
23000
0
1 1-2
-20000
0
-16000
14000
-2000
0.5
-15000
-5000
-13000
2000
-6000

 

 ゆえに極端な話、TOPが3回に1回、2着も3回に1回取り続けていかないと場代に負けていくことがわかります。麻雀が4人でやるゲームなわけですから、この確率をキープするのが難しいのがお判りいただけると思います。この数値を基準に皆さんもご自分にあった脚質の成績シュミレーションを想定してみてはいかがでしょうか。こんなにラスを少なくできないと思えばTOPの確率を増やすほかありません。TOPが少なければ驚異的な確率で2着をとり続けるしかありません。(一応、”参考”の表でいろいろな例を取り上げてみました)左様にフリー雀荘で場代に負けずに浮くのは困難なのです。上記の率をなんとか残せそうだけど、勝ち金に不満という方は(ピンの場合は)ご祝儀を引きまくればOK。逆な話で上記の成績で勝てそうもなければご祝儀対策を徹底させるより他ありません。たとえば赤2枚ある時は絶対ロンはしないとか・・・(ツモでしかあがらないという意味です)。あるいは打荘数を倍にして同じ確率をキープすれば勝ち金も当然倍になります。これを見ていかに負けを防ぐかが重要なのは一目瞭然です。熱くなっていては麻雀勝てません。またその状態で続行しても取り返せません。長期的な目で負けを取り返していく手法に切り替えましょう。

 


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