風営法による取り締まりが都内を中心にここ数年激化しており、昔からポピュラーだった(もっともベーシックなレートだった)点ピンが一般的なフリー雀荘の一番高いレートになってしまいました。(数年前まではリャンピンも一応一般的レートでしたが)また折からの不景気でこの点ピンと、それ以下のレートの店での客層の棲み分けが一層進んでいるような気がします。(それ以下のレートをここではわかりやすいように点5、テンゴに集約させていただきます)現在都内近郊におけるテンゴの雀荘は大体若い女性の従業員を雇い、麻雀を打たせております。賭場特有の雰囲気を和らげ、テンゴの雀荘はゲームセンターのような遊技場とキャバクラのような接客業の中間あたりを狙う戦略で展開している気がします。麻雀をゲームで覚えたり、ゲーセンやインターネットの対人ん戦でプレイした若い人々がそういったテンゴの雀荘へ少しづつですが流れているようです。また学生時代に通っていた雀荘にそのまま居続ける、若いサラリーマンを増えてきました。確かに安月給ではピンでの1回の大敗はかなりの打撃です。麻雀でライフスタイルが脅かされたくない、だけど麻雀を楽しみたい、という層がテンゴの主力顧客になっているようです。そこへギャル雀はうってつけのお店の形態だったのでしょう。
点ピンはオヤジ、テンゴは若者。都内は大体このような感じですが、地方(近郊でも都心から結構離れたところも含め)は意外とテンゴでも年配者の打ち手が多いようです。場代も東京で350円、地方では400円でトップ賞を1-200円取られたりするようです。ただ都内のテンゴフリー雀荘は大抵アガリ連荘です。地方ではあまりこのアガリ連荘というのは聞いた事ありません。これはかなり戦略が変わってくるルールだと思います。麻雀は基本的に親番を勝負どころに設定して、子方の時にそれなりの対応をするという攻防があるのですが、アガリ連荘はこの辺の意識が薄くなります。流れが速くなりますから先行者にかなり有利なルールといえます。自分がトップ目で2着目のラス親が勝負のリーチをかけてきても、流局するだけで逃げ切れます。逆に親はあがり続けないと逆転はありません。「足止め」リーチなどの効能はほとんどありません。このルールはテンパイ連荘のルールに比べると運の要素がかなり入り込んでくると思います。ただテンパイ連荘のルールでも親の連荘は大体アガリによるものがほとんどで、意外と思っているより流局によるレンチャンは少ないような気がします。ただアガリ連荘の場合、先行したものがライバルの親の時はファン牌を絞ったり、対象者が下家ならばなけそうな筋をガッチリ抑えることによって、手牌の進行を遅らせることができます。とにかく逆転することがかなり難しくなるルールだと思います。
昔とある麻雀漫画で昭和40年代セイガク(学生)打ちとして慣らした男が、仕事仲間の若者と付き合いで麻雀をしようとしたとき、偶然入店したテンゴのフリー雀荘「レモンクラブ」という店で、まわりをみわたしても没個性な打ち筋ばかりの中で遠くの卓で14連勝(!?)している若者を見つけ、その若者と同卓して観察するという話がありました。その若者は実は学生ではなく、バクチで生きられるだけ生きることを決め、低いレートの店で打つのは点ピンのわけわからないことやってくるオッチャンがウヨウヨいる店より、わかりやすい没個性なテンゴの若者を食い物にするためという驚愕の事実を知るという物語がありました。ストーリー自体すごく良くて感化されましたが、実際問題としてはやはりテンピンの方が連勝しやすく、バクチで生きるのであればこちらを選択した方が賢明だと思われます。またテンピンのご祝儀ガハハオヤジの生態の方がわかりやすく、テンゴの今日はじめてフリー来ましたクンの方が手を読めそうにありません。閲覧者の中でテンゴで食ってる奴を知っているという方いらっしゃったら是非マンセンゴ.NET、までお知らせください(笑)
(作品は山根泰昭原作:北野英明作画の「牌師(ワザシ)」という漫画です)
ご祝儀も100両ですから点ピンの5分の1です。地方にいくと200両というところも結構あるようですが。シュミレーションとして毎日打ちにいって5000両浮くと 5000×30で一応15万にはなります。5000両浮くということは、ゲーム代・負け分をさっぴいて2TOP分丸々浮くという計算ですから、350(ゲーム代)×6=2100を必要経費とし、35000点持ちのTOPを3回、配給原点の2着3回をずっと続けることによって可能です。(TOP賞100円取られると考えるとちょうど5100円浮きになります)
つまり半荘6回、TOP3回、2着3回、TOP率.500、連帯率1,00という驚異的成績を残すことによって達成可能です。ていうより、無理じゃん!当HPの目標の年間50万(毎月4万強)とすると、30日中これを8回やればいいのか・・・。
現実的に無理な数字なので、このホームページの趣旨を実行される場合、テンゴ版の場合は年間10万という目標設定はどうでしょうか?それでも結構難しい数字だと思います。
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