マンセンゴ.NET>勝ち組への転換>裏ドラチャンス2



 「裏ドラチャンス」という前項に続き、「裏ドラ」について語ってみたいと思います。まずは1/19付けの弊サイト「不聴立直」より記事を抜粋したいと思います。


『(前略)ま思い出話はこの次に譲るとして、閲覧者の方からありがたいご指摘をいただきました。
 12月29日放送分の「麻雀デラックス」で金子プロがオーラス、高目をつもれば逆転TOPという局面で安目をツモったが裏1で逆転するので、ワクワクしてみていたのだが、どうやら裏はのらなかったようで3着のまま終局した。で、その際に金子プロが「裏ドラを見せなくて、いい?」と関係者に質問していたので、フリーでものってないと裏を見せたがらない人いるね、あれは何でだろう?、なんて記事を書いていたのだが「リーチ一発」さんより次のようなご指摘をいただいた。

金子正輝の持論で”裏ドラはツキのバロメーター”のためでは
ないでしょうか。(裏ドラがある時に喰い仕掛けせざるを得ないような
時はツイておらず、喰い仕掛けできずに門前で立直がかかる時に裏ドラ
がある時はツイている、説)だから金子正輝は裏ドラを確認したがるの
でしょう→以前四暗刻を積もった時に裏ドラを見て小島先生に怒られて
(笑)いたような記憶が。後に小島先生が四暗刻積もった時には自分
も裏ドラを一応確認してましたが。

裏ドラを他の相手に確認させることは各自のツキの度合いを確認させる
と思っているのでなるべく避けたいと金子正輝は思っている(他の人は
どう思っているかは謎)とか?


 うーん、なるほど。筆者のかすかな記憶で感想戦でそれに近いことを言っていたことを思い出した。その時は確か「裏ドラはリーチがかかっていない局も必ず見るようにした方がいい」という提言だったと思う。これが却下されているため、ならば自分があがって裏のらずの時は、他の人に裏ドラを教えてツキの状態を計らせたくないというのはわかる。しかしオーラスだったから最早ツキの状態云々はどうでもいいのでは・・・(笑)
 とにかく「リーチ一発」様、貴重な情報をありがとうございました。』

 以上が抜粋記事です。「ツキ」を考えないデジタル系の人が聞けばなんじゃらほいな話ですが、「裏ドラは好不調のバロメーター」というところは筆者も基本的に同意する部分であります。

 実際フリー雀荘で勝ちきる際、この裏ドラの存在はとてつもなく大きい。「裏ドラなんかに頼った打ち方してるなよ」とご指摘される方も多いかと思いますが、実際にフリー雀荘で数多くPLAYしている雀士は程度の違いこそあれど、結構この点に関しては同意いただけるのではないかと思います。
 メンゼンで手が入らない日は必ずあります。しかし現行のルールでは、他家の先制リーチを副露して捌きつづけても、自身がご祝儀チャンスとなるリーチをかけれないと勝ちきれないといっても過言ではないと思います。副露しても赤祝儀ありルールなら多少メンゼン対副露のアガリ合戦も副露側にも押すメリットもあるのでしょうが、祝儀の見返りもなく(ex.赤祝儀はメンゼンのみ対象の場合)、リーチに押し返す作業は相当な読みと精神力がないと、生半可な気持ちではできないでしょう。かといって、これが出来ないと不調な日の成績が、ちょい勝ちがチャラに、チャラがやや負けに、やや負けが大敗になってしまうことでしょう。祝儀麻雀は放銃するくらいがいいんですよ。ツモあがりを目指してリーチをかけてきた相手に放銃、本来マンセンやハネセンゴをツモって波にのるはずのところを、ロンあがりさせてご祝儀収入を1/3に抑えさせることによって、調子に乗せるのを防ぐ方が結果的によくなることが多々あります。無論ワザとうつ必要性はありませんが、どうせツモられても自分も払うんだからと割り切って、放銃覚悟で前に出て、さばきにかけられるようになりましょう。
 しかし自分がリーチをかけて裏ドラがのらない日はやっぱり勝ちきれないでしょう。たとえばマンセンを放銃しても、すぐマンゴをツモれれば差し引き5両浮きになってます。なので相手のご祝儀カッパギチャンス阻止放銃は意外に効果的なのですが、自分に見返りの祝儀チャンスがないと苦しいものです。
 筆者は裏ドラが1枚のる時が好調と感じられる日です。2枚、3枚乗るというのはタマタマです。シュンツ手を中心に牌を横に伸ばし、その裏ドラ指示牌やそのスジとなる牌を引いてあがった時なんかは絶頂でしょうね。
 ツモ ドラ
 最近の筆者の実戦のアガリなのですが、5-8索は鉄板の待ちだと、好感触をつかみながらリーチに踏み切りました。2巡後安目の5索を引きあがりました。そして裏ドラ指示牌に高目がおりました。裏ドラ指示牌が高目ということは・・・そう裏裏です!ハネセンのアガリとなりました。まずアガリ手の14枚が雀頭以外重複しない形というのは、裏が乗る確率が一番高いのです。上記のようなシュンツ手以外では国士です。国士13面張はおそらく一発・裏のご祝儀の期待値がMAXな手だと思うので、サシウマなど特殊な競争相手がいなければ出上がりせずリーチをかけてツモあがりしましょう。
 そして山に多く残ってそうな待ちを形成できた時、その夢想するアガリ牌自体が裏ドラ表示牌に寝ているケースが多くなるはずです。山を読んでいい待ちを作る技術を持てれば、それだけ裏ドラが乗る確率も高まるといって過言ではありません。序盤から最終受けをあがりやすくする努力をする手組・手筋が裏ドラを呼ぶのです。当然意識する打ち手は場に相対的な捨て牌層を作り出します。ゆえに序盤から字牌をバンバン切って手なりで手を進める構想力のない打ち手は、センスのかけらも感じられませんから筆者は認めることはないでしょう。そういう打ち手からみれば裏ドラが乗るなんてタマタマでしかないでしょう。しかし筆者の考え方に基づけば、「裏ドラを乗せる努力」を怠っていると感じてしまうのです。雑誌の記事や漫画で「裏ドラが乗る生き方」とか「生涯にのる残りの裏ドラの数」なんて戯画化された裏ドラの話題がでておりましたが、そんなオカルトに頼る前に磨くべき技術が多々あると思います。
 どの道イーペイコにならない手の場合、裏ドラのことを考えて宣言牌を選びましょう。
 ツモ
 たとえばこんな形でイーシャンテンになっている時に3索を引いてテンパイしたら、どの道イーペイコになりませんので7索を切らず、4索を切って少しでも14牌の種類を増やして、裏ドラが乗るチャンスを拡げるべきでしょう。これに関しては場況も密接に関わってきます。自分の目から見て6索が4枚見えていれば4索切りでなく、当然7索切りで面子を確定させましょう。

 裏ドラ1枚のせるだけで1ファン違う。ご祝儀収入が全然違う。この厳然たる事実から目を逸らしてはいけません。「裏ドラなんかタマタマ」という思考からまず脱却し、少しでも意識しながら打ちましょう。
  オーラス、裏条件で曲げることもあるでしょう。ロン牌が出た時の対応は・・・。ツモったら裏に関わらず変わるのであれば基本的には見逃しがいいでしょう。ツモって裏条件なら余程いい待ちでない限り、あがらない手はないと思います。これロン牌を見逃してアガリを逸すると、そのロン牌を打ったところと着順が入れ替わる恐れが多分にある展開になります。ツモったら裏がのらなくても替わる場合はリスクをかける価値もありますが、「ツモって更に裏が必要」とダブルで不確定要素が必要な場合は、条件を満たさずあがってしまった方がトータルで勝つ確率は高まると思います。裏が乗って替わる場合のアガリの選択は、筆者の場合、「まだツモれるかどうか」「裏が乗りやすい形かどうか」を比較検討対象にして、リーチをかける前にツモ以外あがらないor出てもあがるの選択を決めておきます。こう決めているから結果的に裏目っても悔しいことはありません。
 とにかく「裏ドラがのる確率は3割」といった漠然とした数字的常識を覆し、4-5割の確率で裏が乗る打ち手に成長しましょう。


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