マンセンゴ.NET>勝ち組への転換>あなたの上家にもいるかもしれない・・・ウラメンが


.net開設1週間経過記念特別企画:現役ウラメンへ直撃インタビュー!!

 あなたはウラメンの存在をご存知だろうか?又の名を「打ち子」とも呼ばれる彼ら。当HPの「フリー雀荘用語集」を参照していただいてもいいのだが、ここであえて説明させていただくと、ウラのメンバーという意味で「ウラメン」。つまり普通のメンバーのようにそのお店の制服やTシャツ・エプロンなど一目でメンバーとわかる格好をしていないが、実はお店から何らかの報酬をもらって打っている人のことを指す。大抵は客とかわらぬ応対をしてくるので、店の事情に精通しない限りウラメンを看破するのは容易ではない。あえてウラメンを疑ってかかる必要があるのは、お客が比較的少ない雀荘に行くケースだ。この場合、客が少ないと必然的にメンバーが同卓してくる。ヘボはメンバーとの同卓を希望しない奴が結構いる。1人までは仕方ないと考えてもツー入り以上の場合は拒否なんてお客を筆者も目撃したことがある。ある程度腕に自信があれば制約が多い分、メンバーは読みやすい打ち筋にどうしてもなってしまうケースが多い分、(メンバーが多い方が)やりやすいはずだ。しかし前述のヘボたちのために、ウラメンの需要が店側に発生する。一見客なので、そういったヘボ客もメンバーではないと思って安心してマ−ジャンを打てるわけだ。しかし腕はメンバー以上の場合が多いのでかえって負ける(笑)つまりこういうお店にはウラメンが存在している可能性がある。卓状況でお客さんが1人あまっている状況でなかなか次のお客さんが来そうもない場合、メンバーがウラメンを呼ぶ可能性がある。ここでタイミングよく来る奴はウラメンであることを疑ってもいいかもしれない。

 2003年11月。私は旧友で現在ウラメンをしているKと池袋の焼き鳥屋で酒を飲みながら、彼の置かれている状況を直撃した。Kは数年前に外資系の生保の会社を退職し、魔道に入っていた。スジモノや政財界の実力者とパイプを持って、やや公表しづらい仕事をいろいろとこなしていた。しかしいろいろなつきあいの中で様々な金銭トラブルに巻き込まれ、現在はそうした裏仕事をこなす一方で、日銭を稼ぐためだけにウラメンをしている。
筆者「今、何日入ってるの?月何荘ぐらい」
K「木曜以外毎日、月3-400荘だね」
筆者「店のルールは?」
K「1 2-3 赤1枚づつメンゼンのみご祝儀の東南戦だね」
筆者「ツースリーか・・・2着と3着の差が4000両。トップと2着の差より大きいね。2確が大事なマージャンなんじゃないの」
K「まあ、そういえるね。ただ俺は負けずきらいだからTOP狙いにいって、よく3着に転落するけどね」
筆者「シノギっぽくないね。店からはいくら貰えるの?」
K「ゲーム代バックが400円。(ゲーム代は600円)」
筆者「てことは、400荘したら場代は80000円かかってるわけだ」
K「まあ、そうだね」
筆者「しのげてるの?」
K「最初の数ヶ月は残せたよ。いくらも残らないけどね。今は赤。大体いくら沈んでるかもわからない。金あればパチンコに使っちまうからな。」
筆者「じゃ今はどうしてるの」
K「アウトさ。毎日勝とうが負けようが店からお金を持って帰る。それを月1回のゲーム代バックの日に清算されるのさ。たとえば今30の借があったとして、その月400荘打ったとすると16返ってくるわけだから借が14に減るという寸法」
筆者「なるほど、それで当座の金ができるのか。利率のない消費者金融みたいなものだな」
K「まあ知人の紹介で頼まれてやってるからな。お互い様よ」

筆者「店について聞くけど、客層は?常連は何人くらいいるの?」
K「50代以上のオヤジばっか。警視庁のいい役職にいる人も来れば、元スジモノ幹部も来るね。常連は10人ぐらいか」
筆者「呉越同舟ってやつだね(笑)普通のサラリーマンはこないの?」
K「あ、いるよ。でも大体いいポストの奴だね」
筆者「ピンでも今マージャン荘に通う奴減ってるのかな。ツースリーぐらいになると若い奴はほぼいないよな」
K「若い奴の給料じゃ結構通いつめるのは厳しいかもな」
筆者「常連にはウラメンであることはばれてるの?」
K「5人ぐらいは知ってるね」
筆者「でも制約はないの」
K「俺はない。普通のメンバーはある。モロガケだめだし大三元目が見えるときはおとなしくしていないとダメ。」
筆者「おまえ以外にウラメンはいるの?」
K「3人ぐらいいる。いずれも50代」
筆者「元何屋さんさ」
K「店やってて潰したオヤジとタクシードライバーとか。タクシードライバーはバイトで続けてウラメンやってる」
筆者「他のウラメンと交流はあるの?」
K「もちろんあるよ。この焼酎(その店に入れてあるボトル)もウラメンSチャンのだよ」
筆者「他の連中はどうなの、腕や成績は」
K「俺が一番だね。みな厳しいよ。君もわかると思うけど最初の半荘3連勝しても、そこでやめらるマージャンじゃないからね。長い間にバイオリズムっていうの?いろいろなツキの波は変動するよ」
筆者「そうだよな。400荘ってことは1日16回ぐらい打たないといけないんだもんな・・・」

筆者「話を総合するとウラメンもうやめたい?」
K「やめたいね。金があればすぐにでもやめる。マージャン昔は好きだったけど、今はパチンコにしか興味ない」

 世の中のウラを見続けているKにも夢があるらしいが、現実は厳しく、現状はこのマージャンで当座をしのいでいくしかないようだ。俺は野暮な話を聞いたと思いながら、昔話をお互いちょっとして、やがて店をでた。そして別れた。Kは職場へ向かう。ブクロの日本一多いだろうポン引きをかわしながら・・・。

 Kはかなり打てる奴だ。ウラメンやる前に何回も同卓して打ったが、手つき・機敏な仕掛け・リーチへの対応など見るにつけ、間違いなく普通のフリーの店であれば勝ち組に属するクラス。それでも月間400荘結果を残すのは難しいのである。近代麻雀の滝沢の記事を見て憧れてしまった君、マンセンゴ.NETは自信をもって止めることをオススメする。 
 その記事を読んでいないあなたはウラメンの存在をはじめて知ったかもしれない。どんな奴か知りたいと思うかもしれない。が、知る必要もない。皆事業に失敗したり、よんどころない事情でその仕事に就かざるを得なかった奴が多いようだ。でもメンバーみたいに給仕はできない、と変なプライドがあるのか正規のメンバーになろうとしない。よく行く店の誰々がウラメンだと知ったからといって手心を加える必要もない。惰性で、機械的に、死んだような目で何荘もこなしてる奴・・・もしあなたの上家にそんなウラメンらしき奴が座ったら徹底的に叩け。残さなければならない彼らは苦しいのだ。精神的優位を築き、ウラメンをバスターせよ。


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