第2回モンド21王座決定戦 モンド21麻雀リーグのタイトルホルダー 各団体のリーグ戦チャンピオン 男女順位率上位者1名 予備予選を勝ち上がった3名 計12名でモンド21麻雀プロリーグの真のナンバー1を決める
敗退
2回戦 1.鈴木(53.7) 2.滝沢(+2.7) 3.萩原(-21.9) 4.多井(-34.5) 3回戦 1.萩原(+50.4) 2.多井(+6.6) 3.鈴木(-22.0) 4.滝沢(-35.0) 4回戦 1.滝沢(+40.9) 2.萩原(+9.3) 3.鈴木(-19.0) 4.多井(-31.2) 最終 1.滝沢(+57.2) 2.萩原(+29.6) 3.鈴木(+25.3) 4.多井(-112.1) 都合により3回ひとまとめのレポになってしまい、スイマセン。優勝は初戦TOPを取り、最終戦オーラスマンツモ条件できっちりマンツモした滝沢が優勝。最終戦は3回戦のオーラスで鈴木が滝沢にマンガンを放銃ったことにより、3人の優勝条件が最終戦TOPを取ればOKというところまで差が詰まっていて、そういった情勢が滝沢に利した部分が大きかった。 ただ結局この決勝戦でも一番目立っていたのは萩原(笑)。最終戦も優勝まであと一歩のところまで行ったのだが最後で緩んだ。東場からラス前までどんな他家の攻撃にも怯まない、「格」のようなものに守られて進撃するも、土壇場の感性は「引くこと」だった。オーラス、滝沢にせよ鈴木にせよマンガンをつもられば逆転といった切迫した場面になっていた。 ポン ツモ ドラ 運命の滝沢のリーチが入り、一発目は現物の5筒を引いてきたので問題なかったが、リーチ後2巡目のツモが自分で既に2枚上記牌姿のシャンテンのまま切りとばした、ドラの4筒だった。滝沢のド裏筋のドラ。ここでピヨピヨ聖人になってしまった。この局途中から鈴木が多井の連荘に望みを賭けたのか、絞りに入っており南はなかせたのに、9索はもう切らないといった極端に守備的なシフトを見せた。この辺の鈴木の展望なんかも是非感想戦で聞きたい項目だったが、結果的にこの構えが萩原に前進を許さず滝沢にドラ表示牌を引かせた。 ツモ 滝沢即リーチ。この展開で親の多井に下記のシャテンが入る。 ツモ 搾り出すような声を出しながら打4索。で次巡アタリ牌だが滝沢が見逃すであろう6索を引かされた。ちなみにこの前の滝沢のツモ切り牌は二萬。多井は最後まであきらめないところを視聴者に見せる仕事と、優勝者を自分の打牌選択で決めてはいけないという重い使命を帯びていて、かなり苦しいのがこちらにまで伝わってきていた。この二萬はこの同巡であれば切るのが許される牌であり、シャンテン時の萩原が苦しんでいた塔子のひとつのカン二萬であり、手を崩していなければ間違いなくないた牌だった。が、ピヨピヨ聖人になった今、スルーするしかなく、なんとなくこの趨勢を見ていると滝沢がツモるんだろうなぁ・・・と思ってると時間がかかったが3索を最後引き寄せた。今回の滝沢は終始落ち着いていて、何が起きても許容できる精神力があったように画面越しに伝わってきた。南場の展開が、南1局1本場に超デバサイの萩原からのマン直を決めた直後の南2局に萩原にマンガンを打ち取られるといった、厳しくタフな状況になっていたが最後まで崩れなかった。又冒頭にあげたいいところがなく、他3人に4000オールをツモられラスになりながらも、最後鈴木からマンガンをあがった第3戦の執念と落ち着きが最終戦のオーラスにつながっていた。 鈴木は展開読みが素晴らしく、前に出るべきところは必ず前に出てアガリを取りに来て決勝前半は終始場をリードしていた。最終戦も萩原ショーの中、もうツモがない状況で引いた危険牌を叩き切って一歩も引かない姿勢を示した。萩原の一方的展開になってもおかしくなかったところを踏みとどまれたのも、この人の存在が大きかった部分もあると思う。 萩原の3戦目の猛攻と4戦目の執念を見ていると、「やっぱりこの人勝っちゃうの?」というようなオーラを放っていた。まあ抜き間違いのような初歩的なミスもしていたので、微妙なところはあった。 期待を裏切ったのが多井。連続ラスで1,2戦終えたのだが、二戦目の南3局に攻勢の鈴木の親リーチに真正面から切りあい、タンピン三色の30-60をツモりラス目から一挙2着目に浮上したのだが、オーラスに滝沢の親リーにツッコみ77献上でラスに再降下。以後目無しに。多井は力量のある打ち手だと思う。たとえば第3戦の南3局親番、可能性はほとんどないといっても僅かな望みを託すには落としたくない親番という状況で4巡目に次の牌姿となった。 ツモ ドラ この辺が重要ということが伝わってくる小孝状態に入ったが、打五萬を選択した。これなんか地味なところだが正着打をしっかり打つなあという印象。(その辺の考察はポイントクラブのメールあたりで披露します) ただ二戦目の感想戦で南3局のリーチは「形作りに行った」という問題発言。あきらめるには全然早い段階だろう。オーラスの親滝沢への放銃の理由付けにそんなことを言ってしまったのかもしれないが、この辺解説陣も実況中は酷評していたのに、感想戦ではまるで弱腰で「ハイ、ハイ、そうですね」みたいなまとめ方をしていたが、もっと反駁しないといけないだろう。ただ最終戦後の感想で「情けない。対局者、スタッフ、視聴者の方にお詫びしたい」と率直な胸のうちを神妙に明かしていたのは好印象。 結果も大事だと思うが、こういった戦い終わった後が一番ファンへアピールできる機会だと思うし、この辺にプロ活動における意識の差を視聴者は感じ取ると思う。滝沢の「楽しかったです」はどうかと思うし、萩原は相変わらず良かった。まあこの辺コメントを求める側の力量との兼ね合いもあるので、やや口ベタっぽい鈴木はかわいそうだった。(実況の土屋の「ツモあがりが多く、かなり引きが強い印象でしたが・・・」っていうツッコミ、失礼にも程があるだろう!) 来週からは又、毎週書いていけるように頑張ります。て、もう今日か・・・。
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